みなさんこんにちは!
淑徳大学 教育学部 幼児教育コース3年松家ゼミです。
私たちは、ゼミの活動でそれぞれパネルシアターを作成しました。実際に、保育園で自分の作ったパネルシアターを演じてきました。その写真をスライドショーにまとめたので、ぜひご覧ください。
パネルシアターの楽しさを知っていただけたら嬉しいです♪
一人一人の作品の内容や魅力、学んだことなどを紹介していきます。
よかったら見てみてください。
おひるねしているのだ~れだ?
●あらすじ・魅力
動物さんたちのお昼寝の時間です。お布団ですやすや寝ている動物はだれかな?
お布団で眠っている動物を当ててもらうので、わかりにくい場合は鳴き声を出したり、お布団をずらしたりしてヒントを出し、子どもたちとの応答も楽しめるオリジナル作品です。
●むずかしかったところ・工夫したところ
色のムラが出ないように塗ることやお布団からはみ出るように動物の特徴をより大きめに書くことが難しかったです。
小さめに作ってしまったキリンを親子キリンにして、お布団をめくると赤ちゃんキリンも出てくるようにしました。
たぬきなら葉っぱ模様のお布団、ゾウなら水色の布団等、動物とお布団に共通点を持たせるようにしました。
●学んだこと・感じたこと
音楽に合わせて動物を出していったほうがより子どもたちと応答を楽しめるようになると思いました。
ライオンとキリンは色が似ていて、全部を並べた時に茶色と黄色が多く、色とりどりにならなかったのでウサギやパンダ、ゴリラなど異なる色合いの動物も取り入れれば良かったと思いました。
ひよこちゃん
●作品の内容
この作品は、ひよこちゃんが散歩中に様々な大きな食べ物と出会い、その食べ物をひよこちゃんが食べることによって、ひよこちゃんの色や形が変わっていくというお話です。例えば、ひよこちゃんがりんごを食べて赤くなってしまったりするなど、食べる物によってひよこちゃんの変身を楽しむ作品です。子ども達は、この食べ物をひよこちゃんが食べたらどのように変身するのか、予想したりしながら楽しみます。
出典 みんなのパネルシアター 阿部恵 アド・グリーン企画出版
●苦労したところ・工夫したところ
ひよこちゃんをどんな食べ物によって変身させるかについてはとても悩みました。できるだけ、ひよこちゃんがどのように変化するのか後半になるにつれて、予想がつかない食べ物にしたかったので何の食べ物にするかとても考えました。また、ただ変身しただけだとつまらないと感じたので、変身した後に動きがつけられるプルプルしているプリンと、麺をすくうことができるラーメンを選びました。プリンに変身したひよこちゃんは、頭の部分と体を別に作って糸止めし、左右に胴体を動かすとプリンがプルプルしているように動かせるようにしました。ラーメンに変身したひよこちゃんは、切り込みを入れてそこから箸ですくった麺が出し入れできるような仕掛けを作りました。
●学んだこと・感想
実際に子ども達の前でやってみて少し緊張しましたが子ども達が、ひよこちゃんが変身する度に声をあげてびっくりしてくれたり、笑ってくれたり、たくさん反応をしてくれてとても嬉しかったです。中でも印象的だったのは、りんごを食べて赤く変身したひよこちゃんを見て「熱中症になっちゃったんだー」と声をあげた子がいました。そのような反応は全く予想していなかったため、びっくりしたし、子どもの反応はとても面白いなと感じました。そのような子どもとのやり取りを楽しみながら、一緒に楽しむことが出来るのがパネルシアターのとても良いところだなと感じました。自分が演じている姿を映像で振り返り、もっと大きく動かせばよかったなど反省点も見つかったので次に生かしていきたいと思います。
おにぎりギリ
●あらすじ・魅力
この作品は、鬼が登場します。その鬼が風呂敷の中に隠されたおにぎりを求め、子どもたちと協力しながら「おにギリ」を行っていくものとなっており、おにぎりの他におにぎりに似た食べ物が隠されているため、想像しながら楽しむことができます。おにぎりに似た食べ物はかき氷やお月見団子等、季節に合わせて変更することも可能であるため、季節感を感じることも可能な作品です。また、手遊びも鬼のポーズ・刀で切る動作・風呂敷を指差す動作の3つだけであるため、子どもたちも覚えやすく、真似しやすいものとなっています。
<出典>「オニぎりのグゥ♪」井村亜由美作、TEP研修会2019年11月
●むずかしかったところ・工夫したところ
難しかったところは風呂敷の仕掛けで、各風呂敷を2回切れるようにした時、どこをどう切り込んだら食べ物が上手く見えるかを考えることが大変でした。工夫したところは、最初に風呂敷を切った時に食べ物の上部が見えることによって、子どもの想像が膨らむようにしたところです。
●学んだこと・感じたこと
学んだことは、子どもの想像力は私が想像しているより豊かで、想定していない食べ物や言葉が発せられるということです。また、子どもの気づく力も大きく、台本通りに進行できることはほぼ無いと感じました。そのため、自分の言葉の引き出しや、より多くの想定をしておくことで子どもの想像力や気づく力を無駄にすることなく、パネルシアターに組み込んでいけると考えます。
みんなのひろば
●あらすじ・魅力
ねこ、ぶた、ねずみ・・・など、いろんな動物の親子が次々に登場します。そして、それぞれの動物の鳴き声を歌って楽しむパネルシアターです。
子どもたちと繰り返し歌い、一緒に手を動かして行う参加型のパネルシアターになっています。
<出典>「みんなの広場」月下和恵著、1987、「てづくりのパネルシアター」、東洋文化出版、村山恵子・多志賀明作詞、多志賀明作曲
●むずかしかったところ・工夫したところ
どのように声をかけたら子どもたちが繰り返し歌ってくれるのか、つなぎでどのようなことを話すのかを考えるのが難しかったです。
明るく楽しいパネルシアターを作りたいと考え、全ての動物を貼ったときにカラフルになるよう、たくさんの色を入れるよう工夫しました。
●学んだこと・感じたこと
人が演じていると簡単そうに見えるが、自分で演じてみると思ったよりも忙しいと感じました。そのため、子どもたちの様子を見ることや子どもたちからのアクションに反応することが大変でした。しかし、練習や準備を念入りに行うことで余裕が生まれ、自分自身も楽しめパネルシアターになると学びました。